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各店の特性
プレミアムアウトレットは前述のような条件を備えているので、国際観光客にもよく認知されています。特に東アジアの中流階級〜富裕層にはよく知られており、海外客のルートから見ると、中国からの観光客の間で「ゴールデンルート」と呼ばれるコースになっているようです。
それらは関西国際空港から入国して三大都市圏と富士山を観光してから成田国際空港で離日する観光コースということで、そうするとコース上には、りんくうプレミアムアウトレット、土岐プレミアムアウトレット、御殿場プレミアムアウトレットがしっかり合致することになります。
こうして中国や韓国からの来客は珍しくない状態となり、又、韓国人に人気があるのは福岡空港や博多港ですが、そこから出入国する福岡〜ハウステンボスの観光ルート上には鳥栖プレミアムアウトレットがあり、東京国際空港から入って福島空港から離日する東京〜日光〜那須温泉郷の観光ルート上には佐野プレミアムアウトレットがあり、韓国人客が多いのです。
ちなみに御殿場プレミアムアウトレットに関しては日本各地からの富士山周辺観光客も多く来店しています。店舗面積8000〜1万坪、店舗数130〜150店を最終規模としているようですが、既にその最終規模になっているのは佐野、御殿場、りんくうです。
店舗が並ぶ地区はアメリカの古い街並みをモチーフにしているのもプレミアムアウトレットの特徴です。施設の中心に広場とタワーがあり、その周辺には平屋建か2階建ての店舗が並ぶ「ビレッジスタイル」と呼ぶ形式となっており、例えば土岐「ビレッジスタイル」では、ロッキー山脈コロラド辺りの山麓の街をイメージし、りんくうプレミアムアウトレットはアメリカ南部の港町であるチャールストンがモチーフになっています。
プレミアムアウトレット